7月に入ってから、思いもかけないような災害が続いていますね。
友人が経営しているラーメン屋のそばで小規模ですが地滑りがあり、生活に必要な幹線道路(しかも国道)の為、沿線上の人達は大変だろうなぁ。 と心配です。
今日はファウンデーションの「たくわえる」にかかるお話。
地滑りと言えば、私も被災者になった事がります。
それは今から25年ほど前の出来事。
特に雨が降り続いた。とかいうわけでも無く、ある日実家が所有しているリンゴ畑に土がグググっと盛り上がってくるように。
「なんだかちょっとおかしいね」と話していたら、ゆっくりと私の曽祖父が作ったという畑と道端との境に作った石垣が少しずつづつずれ始め・・・崩れたところで、行政が調査に入り
「地滑りをおこし始めているので早急に市で用意したアパートに移ってください」
なんと!我が家の畑は土が盛り上がってきていたのですが、そのずっと上のほうでは地割れが起きて土が沈み始めていたそうです。
って説明を聞いた時ほんとに驚きましたが「あ!」と気が付いたのが
実の祖母の姉妹、大伯母から聞いた昔ばなし
実家は室町くらいまでさかのぼることができる古い家でして、墓地は土地で所有しています。その土地に実家の一族全員葬られています。なので古い墓石がたくさん。
墓石に同じ年の同じ時期に亡くなった人がたくさんいたので不思議に思い、聞いたところ
「昔鉄砲水があって一斉に亡くなったときいている。山の後ろからくる雨には気を付けるように。もし山の後ろから雨が降っているのに川の水が減ったらここ(墓地)まで逃げろ。周辺の山はもろいから行っちゃいけない」
と教えてくれたことがあったんです。
なのでもともと、鉄砲水や斜面が動く可能性がある場所だった。 という事です。
*現に最新版ハザードMAPを確認したところ、村全体は3方向からの地滑りによる土砂の流入の可能性と、鉄砲水の可能性で色がついていましたが、墓地は安全個所として白色に。昔の人の知恵と経験すごいです!
幸いなことに補修工事で地滑りは終息しましたが、動いた距離の三倍は土は動く。と言われているそうなので、避難先と実家と・・・とその期間は生活が浮ついた感じで何とも落ち着かない感じでした。
地割れをおこした畑の主と、土が盛り上がってきた我が家。どちらも「これ変だよ、報告したほうがいいよ」と報告したからこそ、最悪な事態にはならなかったんだと思います。見て見ぬふりをしていたら、村の入り口と村の1/3が土に埋まりますから。
日常を知っておくことで、変化に気が付くことができると思います。
点検・確認 をして「いつもと少し違うな」と感じたら「大げさかもしれないけど」って自分の周辺を守るために声を出してみる・早々に避難する。そんな行動をとってくださいね。
なぜこれがファウンデーションの「たくわえる」につながる?
と不思議に思う方。
安全をチェックすることで安全が蓄積されていきます。
貯めた・蓄えた財産も「リスク軽減のためにどう運用するか?」で損失を減らすことができます。
家族で積み上げてきた思い出も守れます。
「たくわえる」を守るためには周辺の危機をきちんと読み取る。のが大事じゃないかなぁ?
って思うので、そういう機会にご自身がお住いの地区のハザードMAPをチェックしてみましょう。
防災よりも減災にシフトして「起きるものはしかたない」
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