白砂糖の底力

料理教室をしていたり、生協に加入していると「白砂糖についてはどう思いますか??」って詰め寄られる時があります。


大抵は「白砂糖は体に悪い」というお話を聞いて不安に感じたりするんでしょうが。

なぜ「砂糖が体に悪い!」という話を推奨する人は砂糖の作り方についての詳細な解説をしないんだろうなぁ?

って私は疑問に感じます。


かなりトンデモ科学。いわゆるエセ科学を本気で信じちゃっていたりする感じです。

漂白剤で漂白している。って真顔で言われたときはドッヒャー!って驚きました。


これ、実はきちんと義務教育の理科を学んでいたら、光の反射を知っていたら「嘘」ってわかると思うんですよ。

白い砂糖の真実、そして三温糖との関係

まずは白い砂糖のつくり方のリンク置いておきますね。

そして、それでも信じられない人の為に、それはそれはきれいな景色へのリンクを置いておきます。

これ、物は違いますが見える原理としては砂糖と同じ理由で白く見えます。

レンソイス砂漠

どちらも同じ原理、光の反射で白く見えています。


そんなわけない! と思う方。

氷砂糖と六角形の水晶の塊 を想像してください。それが粉状になったらどうなるか?

そういう事なんですよ。



ただし!

ミネラル分という観点で見たら、素性糖や三温糖の方が白砂糖よりも栄養豊富です。

しかも、SDGsな世の中に切り替わろうとしている今。

「白砂糖は悪い物だから捨てる!」 という世の中は何ともナンセンス。

製造過程・廃棄で出るCO2の事を全然考えていない愚行だな。と思います。


そして実はこの白砂糖でないとできない事。があるんですよ。

この点では、白砂糖の優秀さに勝るものなし!というその使い方。


酵素を作る際白砂糖ほど安定発酵しやすい。
いろどり重視のジャムを作るとき最高!


この2点!

白砂糖は不純物がないので、酵素を作りたいとき

安定発酵を助けてくれる優秀な菌たちの栄養素。

これが茶色い砂糖だと、不純物が多く安定発酵しない為腐敗を引き起こしやすくなります。


そしてジャムも茶色い砂糖では色がくすみ全体的に茶色い仕上がりに。

見た目は悪いけど味はいい。というジャムになりやすいです。

それに反して、白砂糖(グラニュー糖)のみで作ったジャムは、フルーツの持つ色素。

イチゴの鮮やかな赤。 ブルーベリーのフレッシュな紫。ルバーブの鮮やかな緑

マーマレードのビタミンオレンジ。あんずのはじける様な茜色。

ホントに美しく仕上がるので、ジャムを使ったゼリーやスイーツのアクセント等に使いたい場合は白砂糖を利用しています。


なので私の料理教室では「用途に合わせて使えばいいですよ」

とお伝えすることにしています。

それにそれぞれの台所事情もありますからね。


白い砂糖を使うから私はダメな親だ。

なんてこんなことで苦しい思いをしないで済むように、誰かの為を思って作り、一緒に食べて「おいしいね、楽しく作れたね」って時間を共有することの方がずっと心が豊かで大事なことだと私は考えています。

いろんな選択肢があって、自分はこれでいいんだ。

って思えるような料理教室のポジションでいたいと思っています。



こんな感じの料理教室ですが、興味のある方は こちら からどうぞ。

画面をスクロールして下に行くと料理教室の説明があります。

黒子屋  KUROKOYA

パーソナルコーチ 田口明美こと あけみん のHP コーチ活動や、自身がコーチングを受けてどう変化したのか?といった事 大好きなストレングスファインダーについてのあれこれ。を発信しています。 コーチをお探しの方『こんな人なんだ~』と選ぶ際の参考にしてくださいね。