それはまだ息子たちが幼稚園児の頃のお話し。
そのころまでは「私も、子供にチョコレートだなんて!」「甘いものを与えるなんて!」という部類のお母さんでした。 身近にさらにその思想が強度なお母さんが現れるまでは・・・
正直私はその人のことがちょっと苦手。 なので距離は置いていましたが、同じバス停のため全く関りを持たない。というわけにもいかない。そんな感じの方でした。
やわらかそうに見えるのに「無言の圧:私の決めたルールから外れるのは許しません。」
な空気感満載のお母さんでした。
そのお母さんのこだわりは
「うちはまだ甘いものは与えていないんです。甘いものを与えるなんて悪いことですから」
と事あるごとに言っていたので「アレルギー?」と確認したら
アレルギーは持っていない。と
「まぁそういうおうちもあるよね。私も理解できないわけじゃないし」とその時は思っていたのですが
ある日、その人がいないときに違うお母さんから
「その子が遊びに来た時にうっかり子供がチョコをシェアしてしまい、以来その子のお母さんにばれたらどうしよう」不安だと。口火を切ったとたん他のお母さんたちからも「うちも」「うちも」と・・・
中には「遊びには目もくれず抱えてひたすら食べていた」という話も。
私は、そのお母さんと極力接点を持ちたくなかったので遊びに来ても「外で遊んでおいで」と関わらなかったのですが、その場で「あの子のために甘い物を与えてしまったのは内緒にしておこう」と黙っていることにしました。
そうなったのも理由があって「何となく違和感」をみんなが感じ取っていたからなんですよね。
私の言葉に変えると「優しい虐待」といった感じです。
本来なら子供らしい遊びのはずなのに、子供同士の遊び方についてよく我が家にも電話がかかってきていたので・・・
そのおうちの方針はあるのかもしれませんが、過度に規制してしまうと子供は正直なので、体に症状が出ます。
その子は頭髪が半分以上まだらに抜けていました。お母さんは「虐待している訳じゃないのに勘違いされそうで困っている」と漏らしていましたが、当時まだ伝える術を知らなかった私は、思った事を伝える方法が分から無いまま、そのご家族は仕事で県外に引っ越していきました。
これはあくまで私の経験上の自論なのですが
甘い物っていうのは、生きていくうえで本能的に必要不可欠の味覚なんだと思います。
糖質は脳のエネルギーでもあるし、体を長期的にしっかりと支えるためのエネルギーの元。どの人種・文化の中でも必ず糖質は主食となっていますから生命維持に欠かせない。
好き嫌いは別として甘い物(糖質)を求めるのは「生きるための必須栄養素」
これをカットしてしまうのは「生きていくのに制限が出る不健康な状態」なんじゃないかな?
って思うんです。
まして子供は、これからその体が大きくなるためにものすごい量のエネルギーをその体に吸収していかなければならない状態。
なので適度な年齢である程度、甘い物に対してなじませておかないと逆にヤバいんじゃないかな?
ってこの体験から自分の考え方を改めた次第です。
結果息子たちは適度に甘いものを楽しみ、自分で量もコントロールできているようです。
子供が早い年齢でこういうことに気が付くことができるのは、良かったなぁ。と思います。
料理のカテゴリですが、コレもっと深く掘り下げると、コーチングであったり、ファウンデーションの部類にもなる話だなぁ。と思います。
もし、今そのお母さんが目の前にいたら私はどんなアプローチをするんだろう?
って自問してしまいますね。
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