コーチとして独立した時一番私を悩ませ苦しませた悩みは
「クライアントさんはいろんな人が来るのに、人の好き嫌いを持ったままでもいいんだろうか?」
というのが常に私自身の内部をじくじくと刺すようにありまして。
誰と比べるわけでも無いのですが、常に自分はコーチとして劣っているのでは?
という思いを抱えていました。
そんな時に出会ったのが
「あなたは貴方が思っているより素晴らしい」
という本です。
この本の勉強会に参加するために購入し、参加する前に目を通すと
ものすごく心をえぐられ「ここは読みたくないなぁ」と思ったページがありました。
思いっきり転んで血がにじんでいるような場所に、
水圧の強いシャワーを当てられ続ける様なそんな痛みです。
勉強会ではここ避けてくれないかなぁ。
個々にコメント求められたら答えたくないなぁ。
なんて思っていましたが・・・
当然その箇所について触れるわけですよ。
ブレイクアウトルームで話をするわけなんですが・・・
『もうこの状況は逃げられない』
と思い、ちょうど大先輩どころか私の師でもあるコーチがいたので
「実はこの個所のここ、私の中で私を責めているように感じて苦しくてたまらないんです」
と・・・ 苦しくて苦しくてやっと吐き出したのに
なんとその師は
「いいじゃん嫌いな人いても!だって泣くほど悩んでそれでも合わないんでしょ?」
もう、私の中では( ゚д゚)ポカーンですよ。
「え?良いの?それでいいの?本当に???」
というわけで、本当の意味で到達するのにはもう少し時間がかかりましたが
「そうか!嫌いな人がいてもいいんだ!」
って自分にOKを出せる様なきっかけとなりました。
この自分への承認は
「自分を本当に必要としてくれる人の為に、限られている時間を使おう」
という事にも繋がり「これを言う事でこの人に嫌われたらどうしよう」
という自分が作り出した他人軸に振り回されることもなくなったので
好かれるための行動をする。事も減りました。
人が私を好きになるのも嫌いになるのも、その人の自由
私が強要する事じゃない。ただ、目の前の人には誠実でいよう。
それだけでいいじゃないか?
って思えるようになった点。
理解し合うために話し合っても、私の大切なものを踏みにじるような人
に私の時間を差し出す必要もないからある程度で距離を取った方がお互いの幸せ。
と思えるようになった点。
この二つの価値観を手に入れることができたのは
コーチとしての自分 だけでなく人生をより豊かにするための指針として
とっても大きな収穫だったと感じます。
なので姑の事も
「もう私があなたの世界に入り込むことは無いし、あなたを私の世界にもご招待する気はないので、お互い没交渉でそれぞれの世界で幸せに生きていきましょうね」
って感じで境界線を引いちゃいました。
完全同居でもこの気構えがあるだけで、ほんと気分が楽になりました。
ファウンデーションに気が付いてソコを扱う。
というのはとっても苦しい時もありますが、そこを乗り越えたとき
憑き物が落ちたようにスッキリします。
だからこそ、コーチングを受けるのであればファウンデーションを
しっかりと扱えるコーチをお勧めしたいと思います。
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