言語で伝えられる限界

以前パートで担当していた施設で

いろんな障害を持った方が共同で生活しているホームを担当したことがありました。

そこで私は「言語で伝えられる情報は本当にわずかだな」と感じた事件がありまして。

それは入所している盲目の方に、本の読み聞かせボランティアをしている人の

やり取りを目の当たりにしたことです。


初めは

「ボランティアの方お世辞にも上手と言えないな」 って思いながら聞いていました。

でも、よくよく耳を澄ますと


「丸太が上から流れてきました・・・ 丸太っていうのは・・・」

「洞穴がありました・・・・洞穴って・・・」


産まれたときから目が見えない方には

丸太も、洞穴も、見た事がない物なんですよね。

それを言語で、どのようなものか伝えようとボランティアの方はしていたんです。


今そのことを思い返すと、

私自身の無知故のおごりとか、決めつけとか、恥じ入ばかりです。


同じ言語を使っていても、相手が全く同じ風景を見ているとは限らない。

というのがよくわかる事案だったなと思います。

なのでセッションの時に、何となく聞き流してしまいそうな言葉も

『この人のこの言葉の意味合いと、私の受け取った意味合いは同じかな?』

と確認作業をする事があります。


「常識的に考えてそう取るでしょ!」

が一番クライアントとコーチが一緒に話していて怖いズレを生み出すので

ココのずれを出来るだけ修正して一致させていく。

クライアントとコーチが同じ未来を見て進んでいく。

これがとっても大事なんです。


なので、コーチングって慣れるまで結構

話が進まなくて歯がゆい気持ちになる場合もあるかもしれません。

その代わり、二人の目指す場所が一致したら、ググン!と間違いなく加速します。

いろんな人に、そんな体験をしてもらえたらなと思っています。


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黒子屋  KUROKOYA

パーソナルコーチ 田口明美こと あけみん のHP コーチ活動や、自身がコーチングを受けてどう変化したのか?といった事 大好きなストレングスファインダーについてのあれこれ。を発信しています。 コーチをお探しの方『こんな人なんだ~』と選ぶ際の参考にしてくださいね。